「炎を見ながら暮らしたい!」という僕の要望を妻が聞き入れてくれ、我が家は玄関を開けた目線の先にペレットストーブ「RS-4」を置いています。
家全体を温めてくれ、炎の揺らめきを眺めながら暮らしていけるので、とても満足しています。
「炎が見れるの最高!」と言ってくれる方も多いですが、今日はその炎を見るために日々行っているルーティン作業について紹介します。
実際のところ、「便利さ」という点においてはエアコンに圧倒的に勝てません笑
エアコンと比較するとだいぶ面倒な作業です。
エアコンはボタン1つだしね
それでも僕はストレスなく作業できるタイプなので快適にペレットストーブを使っていますが。
ペレットストーブや薪ストーブを検討されている方は、是非この記事を読んで日々の掃除や着火作業の実態を参考にしてみてください(^^)
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ペレットストーブとは?
さて、いきなりペレットストーブを紹介してますが、「そもそもペレットストーブって何?」ということを簡単に紹介します。
基本的な仕組み
ペレットストーブは、木質ペレットと呼ばれる小さな丸いペレットを燃料として使用し、燃焼することで部屋を暖めます。
ペレットは一般的に環境にやさしいとされていて、その燃料となるペレットを燃焼室に投入し、点火した後は自動でペレットが火に投入されることで継続燃焼される仕組みです。
ペレットストーブと薪ストーブとの違い
ちなみにペレットストーブと薪ストーブの違いはどういったものかご存じでしょうか?
違いがある要素を表にまとめてみます。
違いがある要素 | ペレットストーブ | 薪ストーブ |
燃料 | ペレット | 薪 |
排気方法 | ファンによる強制排気 | 上昇気流による自然排気 |
煙 | でない(着火時数分のみ) | 不完全燃焼の場合黒い煙が発生 完全燃焼の場合はでない(無色) |
匂い | ほぼしない | 強め |
設置の容易さ(後付 | 煙突設置不要なので後付簡単 | 煙突が必要なので大規模になりやすい |
電気の要否 | ファンを回すのに必要 | 不要 |
室内環境整備 | 特になし | 配置場所付近に耐熱設備が必要 (レンガなど) |
火力調節 | ダイヤル式などで簡単 | 薪なので難しい |
大きな違いとしては、ペレットストーブは燃料にペレットを使用するものですが、煙や匂いが少ないことに加えてファンによって排気を行うため屋根の上まで煙突を設置する必要がありません。
一方、薪ストーブは薪を燃料に使うことから煙・匂いが強いことに加えため、上昇気流による自然排気が一般的なので煙突の設置が必要です。
他にも燃焼の管理にも差があります。ペレットストーブはペレットの供給を自動的に行うため手間が少なく簡単に使用できます。一方、薪ストーブは薪をくべる手作業が必要です。
どちらも火を見ながら暖まることができるものですが、違いは結構あるので選ぶ際は慎重に選びましょう。
我が家のペレットストーブ「RS-4」の説明
ウチで使っているのはwarmArts(ウォームアーツ)さんの「RS-4」という輻射熱を利用する製品になります。
温風式は乾燥しそうなのと、故障時の修理が大変だと聞いたので、ポカポカと温まることができる輻射式にしました。
ペレットストーブには大きく分けて2種類のタイプがあります。
①輻射式(自然対流式):太陽や焚火のように、電磁波による暖かさ(輻射熱)によって部屋をじんわりポカポカ温めます。
②温風式(強制対流式):炎によって温めた温風を強制的に放出して部屋を素早く温めます。
寒い日でも朝からこれを付けておくと家中がポカポカになります。
日々の掃除と着火作業
本題の日々のルーティン作業について紹介します。
エアコンのようにピッとボタンを押すだけではなく、火を起こすためには掃除~着火までひと手間かかります。
作業しだして着火するまで”5分”は必要
これからルーティン作業の内容を詳細に紹介します、慣れてきたら大体5分くらいで完了します。
作業①掃除機で灰掃除
ペレットストーブを1日中つけておくと、燃焼後の灰が炉内に蓄積しています。
真ん中の炉内は効率よく燃焼させるための空気穴があるので詰まらないように毎日掃除します。
僕はこんな感じでハンディ掃除機で掃除します。
1日分の灰であれば、ちょうど1回で満タンになるくらいで、吸った灰はこちら。
忙しい朝に掃除機内の灰を出して、もう一回吸ってを繰り返したくないので、炉内を優先的に掃除して周りも可能な限りキレイにするイメージでやってます。
また、灰の溜まり具合によりますが、1週間または2週間に1回は軽く分解して隅々まで灰掃除しています。
使う掃除機には注意が必要!
灰は普通のホコリよりも微細なので、サイクロン掃除機だと内部で目詰まりして故障すると言われています。
しかし最近出ているものは大抵サイクロンなので、購入時はご注意ください。
ちなみにウチが使っているのは以下のハンディ掃除機のブラックです。灰掃除というとでっかい集塵機が検索結果に出てきますが、十分な収納があるお家はそれでもいいかもしれません。
灰掃除には専用の掃除機が販売されてますが、高価ですし、我が家では収納場所がとれないと考えました。
作業②ガラスに付着した灰をふき取り
こちらはキレイな炎を見るために絶対やってる作業ですが、1日炎を燃やし続けると写真のように灰が付着して汚れます。
なので毎朝さくっとふき取ってあげましょう。
うちは子供のおしりふきでサササッと拭きあげて完了です
作業③ペレットの補充
掃除が終われば、着火前にペレットの補充です。
ペレットストーブは1kgで約1時間ほど使用しますので、1日中使うと約10kg、朝と夜だけであれば約5kgが利用量の目安です。
燃料であるペレットは大体1袋10kgで販売されているので、毎朝全部補充する感じです。
真冬の休日でも朝から一気にストーブで家を温めて、日差しが入る日中は一旦停止、夕方くらいから点火するという使い方でも全然快適に過ごせました。
輻射熱だからなのか、家の断熱性のおかげなのか、ペレットを消しても全然寒くならなかったので驚きました。
>>使用するペレットについてはこちらに詳細に記載しますね。
少しづつ小分けにして補充する場合
10kgの袋を持ち上げて補充するのは女性には大変なので、私はバケツ缶にペレットを入れておいて、少しづつ補充してます。ペレットに合うマットな質感が好みで購入したので、是非参考にしてください✨
作業④着火
続いてはいよいよ着火作業です。
「RS-4」は自動着火ではないので、着火剤とガストーチ(着火ライター)を使って点火します。
僕が使っている着火剤とガストーチはこちら。ガストーチは写真とは違い、今はSOTOの最新のものを使ってます!
使用するペレットの購入について
我が家で使っているペレットは「南飛騨 ぬく森ペレット」というホワイトペレットの製品です。
日本木質ペレット協会から優良ペレットとして認証された製品で、日本国内8つ認証工場で作られている品の1つで、ホームセンターのコメリで約698円/10kgで売っているので、2週に1度くらい10袋~15袋をまとめ買いしてます。
この買い出し作業と家に運び込む作業も結構な重労働なので、ペレットストーブを利用される方は覚悟しておいた方がよいかと思います。
また木質ペレット品質規格として認証されているペレットはあまり通販サイトで出てこないですが、一部楽天やAmazonで販売されている商品もあります。が、送料を考えると割高です。
コストを考えると自宅周辺でペレットを販売しているお店を探した方が経済的ですね。
なお、ペレットは種類によって燃焼時間や灰の量が違うのですが、僕は近隣のことを気にして着火しやすい(=不完全燃焼の時間が少ない)ホワイトペレットを使うようにしています。
ペレットの種類についても以下に補足します。
参考)ペレットの種類
ペレットの種類 | 材料 | 着火のしやすさ | 燃焼時間 | 灰の量 |
木部ペレット (ホワイトペレット) | 樹皮を含まない 木質(幹)部分 | 早い | 長い | 少ない |
全木(混合)ペレット | 木材全体 (端材、枝、樹皮など混合) | 中間 | 中間 | 中間 |
樹皮ペレット (バークペレット) | 主に樹皮 | 遅い | 短い | 多い |
ちなみに認証品にこだわりがなければ、猫砂用に販売されているホワイトペレットも利用できるので、興味ある方はお試しあれ。
ウチも使おうと思いましたが、ホームセンターで「ぬく森ペレット」を購入すれば費用に大きな差がなかったので認証品を使うことにしました。
最後に。手間はあるけど「火のある暮らし」は非常に満足
さて、家が完成して初めての冬をペレットストーブと過ごしてみましたが、この記事で書いたような日々の手間やペレットの買い出しはあるものの炎を見ながら過ごす生活に非常に満足しています。
子供たちや猫がストーブの前でポカポカしている姿はそれだけで癒されます。
普段の掃除や着火作業、ペレットの買い出しが苦痛やストレスになりそうなら辞めた方がいいかもしれませんので、ペレットストーブを検討されている方の参考になればうれしいです。