今回は、猫3匹と暮らす私たち夫婦が導入した全自動猫トイレ「Catlink Scooper Pro-X」を実際に使用してきたレビュー記事になります。
猫トイレはシステムトイレも含めていろいろ使ってきましたが、大型猫のうんち入らない対策のために「メガトレー」をメインで使っていました。

メガトレーの前に使っていた普通サイズのトイレだと、ノルウェージャンのくるみちゃんがうんちはみ出しちゃってたんです💦
けどやはり全自動トイレの魅力はすごいので、多頭飼い、大型猫でも大丈夫な機種を徹底的に探して導入しました。結果的に失敗もなく順調に使えたので紹介します✨

それでは、是非最後まで御覧ください(^^)

結論:多頭&大型猫でもOK!4日で満杯の実使用データ
全自動猫トイレ「Catlink Scooper Pro-X」を実際に使ってみた結論として、
多頭飼いでも大型猫でも問題なく使える優秀なアイテムでした。
我が家のくるみちゃんノルウェージャンフォレストなど体重約10kg級の大型猫まで対応し、我が家の3匹の猫でも快適に利用できています!

ぜんぜん狭くないにゃ
加えて、13Lという圧倒的なゴミ収容容量を備えており、自動猫トイレの中でも最大級の容量です。
そのおかげで3匹で使用して約4日間はゴミ捨て不要(1匹なら1週間以上)と、お手入れ頻度が大幅に減りました。動作音も静かで臭い漏れも少なく、多頭飼育の悩みを一気に解決してくれる頼もしい存在です。
価格は約6〜7万円と高額ですが、毎日の掃除労力軽減や猫の健康管理機能を考えると納得感があります。
以下の記事詳細では、我が家での実使用にもとづき、導入から慣らし方、使い心地、メンテナンス、他製品との比較、FAQまで詳しくレビューします。
我が家の前提条件(猫のプロフィールなど)
まず、我が家の猫構成と環境を簡単に紹介。
猫は3匹で、アメショとスコティッシュ、そして約8㎏のノルウェージャンフォレストキャットと大型猫〜中型猫が混在する多頭飼い家庭です。




設置場所はリビングの一角にある猫のケージスペースで、旧来使っていた「メガトレー」を移動してCatlink Scooper Pro-Xを設置してます。
サイズは外寸約幅58×奥行60×高さ71cm、重さも約11.7kgあるので開封時や掃除時に移動する際は少し大変ですが、普段設置してしまえば問題ありません。
使用している猫砂は鉱物系のオードロック
使っている猫砂は固まる鉱物系(ベントナイト)のオードロックをセット買いしています。

Catlink公式では「固まる猫砂」であればおから砂や混合砂もOKとのこと。なお固まらないシリカ系は使えません!
また、大きな木製ペレット砂は目詰まりする可能性があるので避けた方がよいかもしれません。
慣らし方と使用初期の注意点
猫たちを新しい自動トイレに慣らすために、導入初日は電源を入れず、ただ新しいトイレとして置いておきました。電源オフの状態で中に猫砂を適量(底が隠れる程度~指定ラインまで)入れ、いつも通りのトイレとして認識させます。
幸い好奇心旺盛な2匹は設置後すぐに中に入って砂をかき、初日から用を足してくれました。残る1匹は少し警戒していたので、旧トイレに残しておいたオシッコ玉をスコップで掬って新トイレの砂の上に埋め、匂いで「ここも自分のトイレだよ」と教える工夫をしました。
2日目以降、猫たちが数回使ってくれてから電源をオンにしました。初めてモーターが回転したときはさすがに驚いて逃げましたが、掃除が終わって静止すると再び普通に使ってくれました。その後は猫が用を足すたびに自動清掃が作動します。清掃中に猫が近づいた場合でも、重量センサー+レーダー感知で猫の接近を検知し自動停止する安全設計なので安心です。
こうした安全機能のおかげで、慣れてしまえば猫たちも恐がる様子はなく、受け入れは非常に良好でした。
使用初期の注意点として、旧式のトイレはすぐに撤去しないほうが良いです。
念のため並行設置し、様子を見ながら徐々に新トイレへ完全移行するのがおすすめです。また、猫砂の量は多すぎても少なすぎてもエラーの原因になるので、規定ライン(MAX/MIN表示)を守りましょう。特に最初は猫がどの程度砂をかくか分からないため、MAXラインよりやや少なめにして様子を見ると安心です。
実測レビュー:動作音・飛び散り・ニオイ・通知精度など

続いて、Catlink Scooper Pro-Xを実際に使用して感じたポイントを、項目別に率直にレビューします。
動作音の静かさ
清掃時の動作音は「ブゥィーン…」という低めのモーター音が約30秒ほど続く程度で、思ったより静かです。
体感では静音のファンヒーターくらいの音量でしょうか。リビング設置で日中はほとんど気になりませんし、深夜も隣の部屋で寝ていれば聞こえないレベルです。メーカーは静音設計を謳っており、十分静かとの評価です。
実際、テレビ視聴中に背後で動いていても我が家では気になることはありません。ただし完全無音ではないので、音に敏感な猫ちゃんの場合は最初驚くかもしれません(慣れれば掃除音にもすっかり無頓着になりました)。
猫砂の飛び散り具合
本体がドーム状になっているため、猫砂の飛び散りは従来のオープントイレより格段に減りました。
猫が砂をかく際、壁面が受け止めてくれるので周囲に飛びにくいです。ただし出入口だけはオープンなので、やんちゃな子が勢いよく飛び出ると数粒パラパラと外にこぼれることはあります。
特に専用ステップ未使用の場合、飛び降りの勢いで肉球に挟まった砂が遠くまで飛んでしまうことも…。我が家では出入口の下にラバーマットを敷いて対策しています。

専用ステップはこちらです。設置スペースが十分なら猫砂の飛び散りが防止されるので是非つけましょう!

ニオイの漏れ・消臭性能
ニオイ漏れはかなり抑えられています。猫が用を足した後はすぐに固まりが回収され密閉されたダストボックス(ゴミ箱)に収納されるため、放置臭が広がりません。
Pro-Xには活性炭フィルター+UVライト&オゾン脱臭装置が搭載されており、ニオイ菌の繁殖を抑える工夫もされています。
実際、旧トイレでは強めのウンチ臭が部屋に充満することもありましたが、Pro-Xにしてからは掃除直後にわずかに匂う程度で、普段部屋で臭いを感じることはほぼ無くなりました。

とはいえ万能ではないので、ゴミ箱が満杯に近づくとさすがに臭気は多少漏れ出します。特に3匹で使って4日も溜めると流石に開閉時にムッとしますので、我が家では3日目くらいで余裕をもってゴミを捨てています。
「Catlinkが臭い」という口コミを見かけることもありますが、多くはゴミ箱を長期間放置していたりフィルターを交換していない場合かもしれません。その場合は推奨どおり活性炭フィルターは月1で天日干し&3ヶ月に1回交換し、ゴミも早めに処理すれば臭いレベルは格段に改善するかと思います。
アプリ通知の精度・便利さ
Catlinkアプリをスマホに入れておけば、トイレの状態をどこからでも確認できます。猫がトイレに出入りするたびにリアルタイムで通知が飛んできて、何時何分に誰々ちゃんが用を足したと記録されます。

多頭の場合は体重差で個体を判別しているようで、我が家でも体重が近い子は時々入れ替わって記録されることがありました。体重が近いと完全な識別は難しいようです。
また、ゴミ箱が満杯に近づくと、本体のランプ点滅とアプリ通知で「ダストボックスを清掃してください」と知らせてくれるのでうっかり忘れも防げます。通知が来たら早めにゴミを捨てるようにしています。
他にもアプリでは、手動で強制清掃をしたり、一時停止・ロック(留守中に誤作動しないように)など多機能です。

アプリも安定しており、外出先からでも愛猫のトイレ状況を把握できる安心感は大きいです。
メンテナンスとランニングコスト
自動トイレといえど多少の手間や維持費はかかります。ここではPro-Xのメンテナンス内容と、費用を抑える工夫について説明します。
ゴミ捨てと清掃サイクル
ゴミ捨て頻度は我が家の場合、3匹で2~3日に1回ペースです。前述の通り容量的には4日程度持ちますが、臭い対策も兼ねて気持ち早めに処理しています。
ダストボックス(引き出し)をサッと引き出し、中のゴミ袋ごと廃棄するだけなので手は汚れません。いっぱいになる前なら袋を取り出す際にこぼれることもなく快適です。ゴミ捨て後は新しい袋をセットし、引き出しを戻せばOKです。
本体内部の掃除は基本的に月1回程度、または臭いや汚れが気になった時に行います。
Pro-Xは内側(ドームと底板)がツルっとしたラバー素材でできており、砂埃や汚れが拭き取りやすいです。丸洗いして乾かすこともできます。ペット用掃除ペーパーでサッと拭くだけで汚れが落ちるため、お手入れは非常にラクに感じています。
注意点は、尿がドーム内部にこびり付く場合です。稀に壁面高めにおしっこが付着すると、自動では除去されず臭いの原因になります。
そうした「縁についた汚れ」だけは見つけ次第拭き取るようにしています。多頭飼いだと使用頻度が高く底が汚れやすいので、こまめな清掃が清潔維持のポイントです。
専用ライナー不使用でコスト削減!

ランニングコストとしてまず挙げられるのが専用ライナー(ゴミ袋)です。
購入時に付属のものが1ロール(20枚)あり、公式では交換用に20枚×5ロール(100枚)セットが約5,000円ほどで販売されています。
1枚あたり50円程度なので結構割高です。巾着状で口を絞って捨てられるメリットはあるものの、数日に1枚使うことを考えると塵も積もれば…ですよね。
【節約ポイント】我が家では市販のゴミ袋を代用しています!
色々試した結果、45Lサイズの厚手ゴミ袋がちょうど良いことがわかりました。
我が家はいつもいくスーパー45L袋(50枚300円ほど)を使用しています。これなら1枚あたり6円程度と激安です。
使い方は簡単で、袋の縁をダストボックスの縁にかぶせてセットするだけ。多少余りますが、満タンになったら袋の口を縛ってポイっと捨てられます。公式ライナー無しでも全く問題なく使えています。
多頭&大型猫で使うコツと心得
実際に3匹+大型猫で使ってわかった、上手に活用するためのポイントをまとめます:
- 余裕を持ってもう1台用意 or 予備トイレを残す:
多頭飼いの場合、1台に頼りきりにせず予備のトイレを並行して置いておくと安心です。 - 大型猫でもしっかり対応:
Pro-Xは内部空間が幅約45cm×奥行40cmと広めで、体重10kgまでの猫ちゃんなら悠々と方向転換できます。実際うちのノルウェージャンでも問題なく使えています。 - 専用でなくても、ステップ必要:
ステップがなければ高さ41cmの出入りが負担になります。専用ステップや踏み台は必須と思います。 - こまめな砂足し・清掃:
多頭だと砂の消費や排泄量も多くなります。余裕を持って早めに砂を継ぎ足し、ゴミも早めに捨てる習慣づけを。 - 猫ごとのデータは参考程度に:
アプリでそれぞれのトイレ回数や体重を記録できますが、近い体重の子は判別精度が完璧ではありません。健康チェックには便利ですが、データを鵜呑みにせず「あれ、この子少ないけど他の子とカウントが入れ替わったかな?」と柔軟に捉えましょう。
より精度の高い健康管理はCatlogがおすすめ

Catlink Scooperシリーズは排泄情報をアプリで確認できて便利ですが、もし多頭飼育なら「どの子がどれだけトイレを使ったのか?」まで把握したくなりますよね。
そこで我が家では補助的に【Catlog】も併用して、各猫の体重や毎日の行動データを自動記録することを計画しています。
【Catlog】はトイレ下に敷くボード型デバイスと首輪タイプのセンサーで、猫の体重変化やトイレ回数、普段の活動まで見守ってくれるサービスです。
アプリ上で「今どの猫がトイレに入ったか」「寝ている・遊んでいる」といったリアルタイムの様子もわかり、体重や排泄の推移も一目でチェックできます。

【Catlog】だけでは追いきれない部分をうまく補完してくれる存在で、何か変化があれば即アラートが届くため異変の早期発見にもつながり安心感が違います。
特に大型の猫ちゃんは抱っこで体重測定するのも一苦労ですが、Catlogならトイレのたびに自動計測してくれるのでとても助かりそうです。

人気自動トイレとの比較表(容量・大型対応など)
Catlink Scooper Pro-Xと、他の主要な自動猫トイレ製品とのスペックを比較してみました。特にゴミ箱容量を中心に、マルチ猫対応力をチェックしましょう。
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製品名 | Catlink Scooper Pro-X | Catlink Scooper SE | Petkit Pura Max2 |
最新お値段 | 最新値段 | 最新値段 | 最新値段 |
ゴミ箱容量 | 13L | 7L | 7L |
想定利用 (猫の数/サイズ) | 2匹で約1週間持続 ~10kgの大型猫 | 1~2匹向け ~7kg程度 (多頭はこまめなゴミ捨て必須) | 1~2匹向け ~8kg程度 (多頭はこまめなゴミ捨て必須) |
ご覧のように、Pro-Xは他製品を圧倒する13Lの大容量ゴミ箱を持ち、多頭飼いに非常に適しています。
他社製品(特にPuraシリーズ)は容量7~8L程度ですので、例えば2匹以上で使う場合はPro-Xのほうがゴミ捨て頻度を少なくできます。
ただし本体サイズはPro-Xが一回り大きく高さもあるため、設置スペースとの兼ね合いで検討しましょう。
また、Petkit Pura Maxは大型猫対応を意識したモデルで、Pro-Xほどではないにせよ各所ゆとりがあり、猫ちゃんのサイズ次第では選択肢に入ります。
Catlink Scooper Pro-Xのよくある質問(FAQ)
多頭飼いでも本当に1台で大丈夫?
猫2~3匹程度であれば1台で対応可能です。我が家でも3匹で使えています。ただし利用頻度が高まるためゴミ捨てや砂補充の頻度は上がります。心配な場合は予備のトイレを併設するか、いっそ2台体制にすると完璧です。
大型猫が入れるか心配…窮屈じゃない?
Pro-Xはドーム内径が約45cmあり、10kgまでの猫に対応しています。7~8kgクラスのノルウェージャンやラグドールでも方向転換できる広さがあります。ただし個体差もありますので、心配なら実物展示を見に行くか、「入り口26×26cmを通れるか」を一つの目安に判断すると良いでしょう。
どんな猫砂が使えますか?
基本は固まるタイプの猫砂です。鉱物系(ベントナイト砂)、おから系、トイレに流せるタイプ等いずれも凝固するものならOKのようで、シリカゲルなど固まらない砂は使えません。木製ペレットも対応とされていますが、大粒だとメッシュを通らず残ってしまう場合があります。使うなら直径5mm以下の細かめペレットがおすすめです。
故障や詰まりのリスクは?壊れやすくない?
今のところ半年ほど毎日使っていますが故障はありません。構造がシンプル(ドーム回転式)なので詰まりも起きにくい印象です。万一トラブルが起きても、国内正規代理店のOFTによる1年保証やアフターサポートがあります。部品交換(フィルターやセンサー等)も入手可能なので、長く使えるようメンテナンス・ケアしていけばOKでしょう。
子猫やシニア猫でも使える?
Pro-Xは体重1.5kg以上からセンサー反応する設計です。極端に小さい子猫(目安3~4ヶ月齢未満)だと認識されず危険なので使用は避けた方よさそうです。成長するまでは通常のトイレを使いましょう。シニア猫については、段差(出入口高さ)がクリアできるかがポイントです。足腰が弱っている子にはステップを併用したり、獣医師と相談して導入してください。
掃除が楽になるのはわかったけど…猫にとって安全?快適?
猫ちゃんにとっても常に清潔なトイレが保たれる点でメリットは大きいです。安全面も、各種センサーで猫が中にいる間は動作しないよう万全が期されています。ただ、機械音や振動に敏感な子にはストレスとなる可能性もゼロではありません。幸い我が家ではすぐ慣れてくれましたが、個体差があることは念頭に置いてください。
まとめ:こんな人におすすめ!逆に向かないケースは?
最後に、Catlink Scooper Pro-Xを実際に使って感じたおすすめできる人・あまり向かない人についてまとめます。
総じてCatlink Scooper Pro-Xは、多頭&大型猫家庭にこそ真価を発揮する自動トイレだと感じました。
日々のトイレ掃除から解放され、猫たちも清潔なトイレで快適に過ごせています。最初は高い買い物かな…と迷いましたが、今では「もうこれ無しには戻れない!」というほど生活が変わりました。
興味のある方はぜひ本記事の内容を参考に、導入を検討してみてくださいね。あなたと愛猫に合ったトイレ環境作りの一助になれば幸いです。
